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  ニュース     2020/09/07 19:27

中国は米国債保有量を段階的に削減する可能性あり=環球時報 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 米中間の対立が激化しつつあるなか、中国共産党系メディアが「中国は米国債保有量を段階的に削減する可能性がある」と報じた。人民日報系の環球時報が3日、上海財経大学のXi Junyang教授の話として伝えたもの。保有量を現在の1兆ドル超から約8000億ドルへ徐々に減らすと予想したほか、軍事衝突など極端なケースでは全部を売却する可能性があるとの見方を示している。
 中国は現在、米国債保有額で日本に次ぐ世界2位。米財務省の対米証券投資統計によると、中国の米国債保有残は2020年6月末時点で1兆744億米ドル(前月比↓93億米ドル)。前年同月比で3.42%(↓381億米ドル)縮小している。仮に約8000億米ドルまで削減した場合、約25%を放出する計算だ。
 一方、米国債保有額で外国勢首位の日本は、緩やかに保有残を拡大中。2020年6月末時点で1兆2613億米ドル(前月比↑9億米ドル)の米国債を保有し、前年同月比で12.33%(↑1385億米ドル)増やした。


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