ニュース 2019/12/17 18:59
中国:四川省が年明け早々「特別地方債」入札実施か、前倒し加速
政策・政治
中国の四川省政府は年明け早々、特別地方債を発行する予定だ。消息筋情報によると、省政府は年明けの最初の営業日に当たる1月2日、「専項債」と呼ばれる特別地方債の入札を行うもよう。景気の下支えに向け、2019年は1月下旬に地方債の発行手続きが前倒しされたが、来年はさらに早い時期の始動となる。過去最も早いスケジュールでの発行になる格好だ。香港メディアが17日、外電報道を引用して伝えた。
報道によると、四川省が発行する今回の特別地方債は、財政部が先ごろ前倒しで認可した20年発行枠の一部に当たるもの。四川省は1月16日にも特別地方債の発行を予定しており、2日入札分と合わせて数百億人民元の発行規模を計画している。
財政部は11月、特別地方債の20年発行枠の一部を前倒しで認可すると発表した。認可枠は1兆人民元(約15兆5650億円)で、これは19年発行枠(2兆1500億人民元)の47%に相当する規模だ。インフラ投資を急ぎ、景気の下支えにつなげたい考え。各地方政府に対し、特別債の使途などを早急に策定し、早期の発行・使用に向けた準備を進めることで、来年初めに確実に成果を出せるよう求めている。
なお、現地メディアによると、19年の特別地方債発行枠(2兆1500億人民元)のうち、9月時点ですでに2兆1300億人民元が発行済みとなっている。中国国際金融(CICC)の予測によれば、20年の特別地方債発行枠は3兆3500億人民元前後に拡大される見込み。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
報道によると、四川省が発行する今回の特別地方債は、財政部が先ごろ前倒しで認可した20年発行枠の一部に当たるもの。四川省は1月16日にも特別地方債の発行を予定しており、2日入札分と合わせて数百億人民元の発行規模を計画している。
財政部は11月、特別地方債の20年発行枠の一部を前倒しで認可すると発表した。認可枠は1兆人民元(約15兆5650億円)で、これは19年発行枠(2兆1500億人民元)の47%に相当する規模だ。インフラ投資を急ぎ、景気の下支えにつなげたい考え。各地方政府に対し、特別債の使途などを早急に策定し、早期の発行・使用に向けた準備を進めることで、来年初めに確実に成果を出せるよう求めている。
なお、現地メディアによると、19年の特別地方債発行枠(2兆1500億人民元)のうち、9月時点ですでに2兆1300億人民元が発行済みとなっている。中国国際金融(CICC)の予測によれば、20年の特別地方債発行枠は3兆3500億人民元前後に拡大される見込み。
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