ニュース 2020/07/31 17:59
香港大学が民主化扇動の教授解雇、共産党系メディアは支持表明
政策・政治
香港公立の香港大学は28日、2014年の民主化デモ「雨傘運動」を提唱した一人で同大法学部副教授の戴耀廷(ベニー・タイ)氏(56)を解雇処分とすることを決めた。大学側は戴氏が雨傘運動で参加者を扇動した罪などで禁錮1年4カ月の実刑判決を受け、仮釈放中であることなどを問題視したとみられる。
この処分について中国共産党系メディアの環球時報は29日、「香港大は正しく、模範的なことをした」と評価する記事を掲載した。
戴氏は9月に予定される香港の立法会選挙に向けて民主派の予備選実施を訴えていた。中国当局はその目的が「立法会をコントロールして財政予算案を否決し、香港政府の機能を麻痺させることにある」と指摘し、香港国家安全維持法に反する疑いがあると非難している。
環球時報はこの記事で「すでに前科があり、香港の法制に抵抗する者を公立の香港大学が庇護することはあり得ない」などと論じた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この処分について中国共産党系メディアの環球時報は29日、「香港大は正しく、模範的なことをした」と評価する記事を掲載した。
戴氏は9月に予定される香港の立法会選挙に向けて民主派の予備選実施を訴えていた。中国当局はその目的が「立法会をコントロールして財政予算案を否決し、香港政府の機能を麻痺させることにある」と指摘し、香港国家安全維持法に反する疑いがあると非難している。
環球時報はこの記事で「すでに前科があり、香港の法制に抵抗する者を公立の香港大学が庇護することはあり得ない」などと論じた。
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