ニュース 2022/02/16 18:00
中国:習主席が「独禁法」改正加速指示、ネット企業念頭に
政策・政治
【亜州ビジネス編集部】中国の習近平・国家主席はこのほど、インターネット企業を念頭に、「反壟断法(独占禁止法)」や「反不正当競争法(不正競争防止法)」などの改正作業を加速させる必要があると述べた。15日に配信された中国共産党の理論誌「求是」(電子版)で明らかにされたもの。習主席は「資本の無秩序な拡大問題が近年突出している」とし、「プラットフォーム経済、デジタル経済の野放図な成長が多くの問題を引き起こしている」と批判した。香港経済日報が15日伝えた。
現行の独禁法は2008年8月に施行された。その後一度も改正されておらず、ネット業界の発展や新業態に追い付いていないと指摘されている。国家市場監督管理総局は20年1月に独禁法の改正案を発表。ネット企業への監督を強化する内容が盛り込まれた。
格差是正を目指す「共同富裕」を掲げる中国は、巨大ネット企業への締め付けを強化している。昨年4月には、電子商取引(Eコマース)最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)に対し、独禁法違反で過去最大となる182億2800万人民元(約3300億円)の罰金を科す方針が示された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
現行の独禁法は2008年8月に施行された。その後一度も改正されておらず、ネット業界の発展や新業態に追い付いていないと指摘されている。国家市場監督管理総局は20年1月に独禁法の改正案を発表。ネット企業への監督を強化する内容が盛り込まれた。
格差是正を目指す「共同富裕」を掲げる中国は、巨大ネット企業への締め付けを強化している。昨年4月には、電子商取引(Eコマース)最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)に対し、独禁法違反で過去最大となる182億2800万人民元(約3300億円)の罰金を科す方針が示された。
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