ニュース 2022/05/20 18:00
中国:テレワーク6割「満足」、9割は「週1日以上」希望 
労働
北京市内の映像関連会社に勤める男性。隣接する河北省から通勤している。毎朝5時に起床し、1時間かけて洗濯と食事を済ませたのち、6時のバスに乗って会社に到着するのは9時だ。ただ、テレワークなら往復6時間と通勤費20人民元(約380円)以上を節約できる。
子どもを育てるワーキングマザーにとっても、テレワークはありがたい制度だ。これまで、帰宅後に料理や子どもの世話など全て一人でやらなければならなかった。しかし現在では、子どもの生活リズムに合わせて、日中に仕事と家事のスケジュールを組めるようになった。「働きながら家族を大切にできるというのは最高」と喜ぶ。
その一方で、テレワークは「1日中管理されているようで嫌だ」という人も少なくない。「5分ごとにスクリーンショットで業務画面を送らされる」「週1回だった会議が毎日になった」「始業時間前にメールが来る」など、かえって作業が増え、業務の効率が落ちると話す人も多い。
現在求職中の人たちの声を総合すると、6割近くが「通常の通勤よりテレワークの方が満足度が高い」という回答だ。ほか4割は「それぞれに長所と短所がある」と回答。希望するテレワークの日数については、9割以上が「週1日以上」、5割が「週3日以上」と答えた。
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