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  ニュース     2022/02/22 18:00

旅行サイト携程、週2日間の在宅ワーク制度を本格導入 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】旅行サイト中国大手が在宅ワーク制度を正式に導入する。携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK)は15日、今年3月から週5日間の勤務のうち、水曜と金曜の2日間を在宅ワークとする「3+2」制度を実施すると発表した。大手企業による在宅ワーク制度の本格的な取り組みは同社が中国で初めてとなる。
 一定条件を満たす社員が対象。同社はこの制度を利用する全ての社員に安全なネットワーク環境で仕事ができる設備を支給する方針だ。21世紀経済報道が16日付で伝えた。
 グループ創業者の梁建章氏によれば、同社は過去半年間にわたって、社員1600人超を対象に同制度の試験的な導入を行ってきた。この期間中に業績に目立った悪影響が生じたことはなかったという。また、通勤時間が減って仕事と家庭のことの両立がしやすいといった声が多く、離職率は約3割低下している。
 なお、同社が実施したアンケート調査では社員の59.2%がこの制度を「大いに支持する」と回答した。ほかに28.2%の社員が「支持する」と答えるなど、大部分の社員に好評だった。
同社は1999年に「携程(Ctrip)」ブランドで事業をスタート。現在は「Qunar.com」「Trip.com」「Skyscanner」の計4ブランドで旅行サイトを運営し、パッケージツアー、ホテル、航空券の予約を仲介する。GMVベースで過去10年にわたり、中国最大のオンライン旅行プラットフォームの座を維持。18〜20年には世界最大のプラットフォームへと成長した。03年に米ナスダック上場。15年には、百度集団(バイドゥ:9888/HK)から「Qunar.com」を買収すると同時に、百度の出資を受け入れた。


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