【亜州ビジネス編集部】中央銀行の中国人民銀行は15日、銀行の預金準備率を0.25〜0.50％引き下げると発表した。大手銀行には0.25％、地方銀行などには0.50％を適用する。25日から実施すると通知した。
　新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化を食い止める狙い。預金準備率の引き下げは4カ月ぶりとなる。今回の準備率調整を通じ、約5300億人民元（約10兆5200億円）が市場に供給される見込みという。
　人民銀は昨年、計2回の預金準備率引き下げを実施。直近の12月15日には、市中銀行の預金準備率を0.5％引き下げた。一部の小型銀行を除くほぼすべての金融機関が対象。この準備率引き下げによる資金供給効果は約1兆2000億人民元に達した。


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