【亜州ビジネス編集部】中国の李克強・首相は19日、中国に進出する外資系企業について、生産再開、人材入国、物流・輸送などの問題解決に向けて、関連当局と地方政府が支援していく方針を示した。新型コロナウイルスの防疫対策が企業のサプライチェーンに影響を及ぼす中、グローバルな産業チェーンの円滑な流れを確保する構え。商務部も同日、対外貿易と対外投資のファンダメンタルズを安定させ、産業チェーンやサプライチェーンの停滞・混乱などの問題を緩和するために最大限の努力を行うと表明した。香港経済日報が21日伝えた。

　李首相はこの日、中国国際貿易促進委員会の設立70周年式典に出席。その席で、中国は対外開放を続けていくと強調した。中国の先進製造業、現代サービス業の発展には、依然として輸入の拡大、海外からの先進的な経験・知識の習得が必要だと指摘。中国市場は巨大な潜在力を持ち、投資の余地があるとした。


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