ニュース 2022/06/20 18:00
中国:指標金利「LPR」6月は据え置き、政策効果見極め
政策・政治
【亜州ビジネス編集部】中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を3.70%に据え置いた。据え置きは4カ月連続。住宅ローン金利の指標となる5年物LPRについても、前月と同じ4.45%を維持している。市場予想では、いずれも据え置き予想となっていた。
前回の5月分では、5年物のみ引き下げを実施。前述のように、5年物は住宅ローン金利の指標となるほか、製造業などの中長期融資にも関連があることから、当局の景気下支えの意向を強く反映したものと市場では受け止められている。今回の据え置きについては、人民銀はこれまでの政策効果を見極める方針と指摘された。
LPRは人民銀が2019年8月から公表を開始(毎月20日に発表、休日の場合は翌営業日)。従来のLPR算出方法を見直し、MLF金利に緩やかに連動するようにした。うち1年物LPRは「実質的な政策金利」とも呼ばれる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前回の5月分では、5年物のみ引き下げを実施。前述のように、5年物は住宅ローン金利の指標となるほか、製造業などの中長期融資にも関連があることから、当局の景気下支えの意向を強く反映したものと市場では受け止められている。今回の据え置きについては、人民銀はこれまでの政策効果を見極める方針と指摘された。
LPRは人民銀が2019年8月から公表を開始(毎月20日に発表、休日の場合は翌営業日)。従来のLPR算出方法を見直し、MLF金利に緩やかに連動するようにした。うち1年物LPRは「実質的な政策金利」とも呼ばれる。
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