ニュース 2022/11/21 10:35
中国:リチウム電池川上・川下業者に警告、売り惜しみなど禁止
政策・政治
リチウムイオン二次電池の川上・川下業者に対し、中国当局は違法な価格設定を排除するよう求めた。中国工業情報化部と国家市場監督管理総局は18日、「リチウム電池産業サプライチェーンの共同安定発展作業を進めるための通知」を公布。「工業グリーン発展の第14次5カ年計画(2021〜25年)」を順守する必要性を改めて強調した。
川上産業と川下産業の買い占めや売り惜しみ、一方的な値上げ、不公正競争などを禁じると通知。各地の市場監督管理部門に価格監視を強めるよう指示した。また、退役動力電池の回収体系を確立し、資源・エネルギーの利用効率を引き上げるよう求めている。
リチウム電池の主要原材料は、正極材、負極材、電解液、セパレーターなど。新エネルギー自動車(NEV)、蓄電池、スマート端末、電動工具などに搭載される。
ニッケル系以外の正極材・電解質となる電池向け「炭酸リチウム」は、このところの急ピッチな値上がりが問題視されていた。トン当たりの取引価格は、2021年初めの約5万3500人民元から年末の28万2000人民元(↑427%)に急伸。今年11月10日の時点では、さらに価格が58万5000人民元まで高騰した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
川上産業と川下産業の買い占めや売り惜しみ、一方的な値上げ、不公正競争などを禁じると通知。各地の市場監督管理部門に価格監視を強めるよう指示した。また、退役動力電池の回収体系を確立し、資源・エネルギーの利用効率を引き上げるよう求めている。
リチウム電池の主要原材料は、正極材、負極材、電解液、セパレーターなど。新エネルギー自動車(NEV)、蓄電池、スマート端末、電動工具などに搭載される。
ニッケル系以外の正極材・電解質となる電池向け「炭酸リチウム」は、このところの急ピッチな値上がりが問題視されていた。トン当たりの取引価格は、2021年初めの約5万3500人民元から年末の28万2000人民元(↑427%)に急伸。今年11月10日の時点では、さらに価格が58万5000人民元まで高騰した。
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